フェーン現象とは山を登った温かい空気がその山を下って来る時に乾燥して熱を帯びて吹く風の事です。
フェーン現象が起こるとロッキーとカルガリーの間に特殊な雲が現れます。これをシヌークアーチと呼びます。
アルバータに年30回ほど来るフェーン現象で発生する温かい風を「シヌーク」と言います。シヌークとは先住民の言葉で「Snow-eater」つまり雪を食べる者。この風が吹くと一気に雪が溶けます。
今日ロッキー山中から平原部のカルガリーに行ってきました。
運転が怖かったです。なぜならシヌークの突風が時折吹き付けてハンドル操作が難しい!
シヌークのメカニズムは置いておくとして、シヌークが来るとマジでびっくりします。
なぜなら乾いた突風が吹き荒れ、いきなり気温が上がるから。
知人の車はシヌークの風で倒れた木で廃車になりました。
カルガリー南の町ピンチャークリークでは1時間に-19℃から+22℃へ41℃も上昇した記録があります。
1時間で41度って凄くないですか?
一週間前まではマイナス20度だったのに今のバンフは夜になってもなかなかマイナスまで気温が落ちません。
カナディアンロッキーの春はまだ遠いようです。