写真「カムループスレジデンシャルスクール」がワールドプレスフォトオブザイヤー受賞

2021年6月19日にアンバーブラッケン氏の写真「カムループスレジデンシャルスクール」はブリティッシュコロンビア州の住宅学校で亡くなった子供達を弔う、虹を背景に道端に沿って十字架に掛けられた赤いドレスの写真が、木曜日に名誉あるワールドプレスフォトオブザイヤー賞を受賞しました。

2021年5月、Tk’emlúpsteSecwēpemcNationは、ブリティッシュコロンビア州カムループス近くのかつての寄宿舎学校の敷地内に215体の子どもたちが眠る墓標のない墓地が発見されたことを発表しました。

今回の受賞は教皇フランシスコがカナダのカトリックが運営する寄宿舎学校で受けた「嘆かわしい」虐待について先住民族に歴史的な謝罪をした後、1週間も経たないうちにもたらされました。

「この写真からは、カナダだけでなく世界中の植民地化の歴史を世界的に評価する静かな瞬間が聞こえてくるようです。」

この画像は、エドモントンの写真家アンバーブラッケン氏がニューヨークタイムズ紙で撮影した元カムループスインディアンレジデンシャルスクールのシリーズの1つです。

アムステルダムを拠点とするコンペティションでのブラッケン氏の作品が評価されるのは今回いが初めてではありません。彼女は、ノースダコタ州のダコタアクセスパイプラインでの抗議者の画像で、2017年にコンテストの現代問題部門で最優秀賞を受賞しています。

ブラッケン氏によると、十字架は、ブリティッシュコロンビア州カムループスのにぎやかな道路沿いの急な丘の上に、ウィロージョージとシーシーカミーユによって配置され赤いドレスは先住民族の女性が直面する不釣り合いな暴力を象徴し、オレンジ色のシャツは住宅学校制度によって子供たちに引き起こされた苦しみを表しています。